Goldee / Le Moi de May (2009)

antineco

2010年02月25日 13:34

フランスのCD屋でまたまたフランス領カリブ海関連のCDを買ってしまいました。

そして昨日到着! 全部で4枚。今回のCDはどれもこれもアタリCDで、けっこう良さげです。

今日はその中から1枚、Goldeeという女性シンガーのアルバムを紹介しましょう。実はコレ、一度、『Zoukのヒット曲 2009 - 2010』というタイトルの中で紹介しているんですが、あらためてもう一度。

タイトルは『Le Moi de May(5月の私)』。


彼女にとってははじめてのアルバムです。ただ2005年の『Bcaribbean』というコンセプトアルバムに6曲収録されていたり、リミックスシングルを出したり、新人というわけではありません。

マルチニーク出身のGoldeeのデビュー曲はフランスNo.1のダンスホールDJ、Lord Kossityとの「Sexy Lady」という曲。この曲の頃のGoldeeはまだまだ17、18。初々しいアイドルのようなんすよね。で、これがその曲のPV。(ただLord Kossityの歌の部分がカットされているのが痛い! 誰か完全なのをUpして!)
ほんとに初々しいです!

その後、前述の『Bcaribbean』や『Rimix』というCDをリリースし、やっとのこと2009年9月にこの自分名義のデビュー・アルバムが発売されることになったのです。

このアルバム、良いですよ〜。Goldeeは成長しました。

まず感じるのは全編にアコースティックな聴き触り。聴いてて気持ちがよくなります。それに彼女のナチュラルでキュートな声がのり、かなり良い雰囲気を作り出していると思います。

またレゲエなどカリブに目を向けたコンセプトもいいですね。彼女はもちろんマルチニーク人なんですが、カリブ海の人間でもあります。Love and Unityなんですよね。

そしてなんといっても歌詞は特筆すべきでしょう。Zoukにありがちな直球の愛の唄恋の唄ではなく、等身大の同年代への女性へのメッセージや故郷へのオマージュ(PVから推測してだけどね)。既存のZoukとは全然違いますよ。

どっちかというとオーガニックなカリビアン・ポップスっていう感じでしょうか。Zouk好きよりも、ナチュラルなレゲエ好きなんかのほうが楽しめるかも。

アルバムに収録されているちょっとレゲエっぽい曲で「Pointe Des Nègres(意訳で“私たちの島、マルチニーク”みたいな意味なのかなぁ」。


彼女のルックスも良いですよね。昔のアリシア・キーズみたいな感じ。アリシアと違うのは海や太陽が似合うところ。まぁカリブ海の生まれなんで。

彼女がフランスのTVで特集された映像。


そして彼女の弾き語り。ボサノヴァの名曲「コルコヴァード」(アルバムには収録されていませんが…)。


これからの季節、彼女の歌声は絶対にあうね。と春一番みたいな風が吹く今日の沖縄で想像しちゃいました。

GoldeeのHPです。

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おいおいおいお〜い! びっくり! 新しいGoldeeのPVを観てみるとなんと舞台は東京。日本盤でも出んのか? う〜む。しかしこの風景や東京での生活くらしをカリビアン達が見て、どう思う? 興味津々!ちなみにこの曲(Chaque Jour=Everydayと同じ意)もこのアルバムに収録されていますよ〜。(2010.10)



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