2010年05月17日
Rachid Taha / Bonjour(2009)
久々に買ったNew CD。
というか昨年リリースされていたヤツなんだけどね。最近になってやっと発売している情報を知りAmazonでゲットしたという訳。(海外発送モノなんでアイスランド噴火により1ヵ月も待ったけど…)
ラシッド・タハ(Rachid Taha)の『ボンジュール(Bonjour)』。
伝統回帰の企画盤『Diwan2』からは4年振り、厳然たるオリジナルアルバムっていうところからみると『Tkitoi(テキトワ)』になるんで、それからは6年振り。
前作(前々作?)『Tkitoi』では彼が影響をうけたクラッシュ(The Clash)の「ロック・ザ・カスバ(Rock The Casbah)」をカヴァーしており、さすが本家アルジェリア系というか、なんともいえないアラブフレイヴァー満載のカッコいい曲に変身していました。ただ、この曲の存在感が強すぎて、他の曲の印象がイマイチ浮かんでこない。インパクトね。曲自体は悪くはないんだけどね。
次作の伝統回帰企画盤『Diwan2』はさすがにツボを押さえているのか、曲もGood、構成もなかなかまとまっていて、全体的に飽きさせずに聴かせていただきました。(ず〜っと練ってたんだろうね。)
ラシッド・タハはライ(raï)という音楽で有名なアルジェリアのオラン(Oran)出身です。
(ライとは激しいビートのもとにアラブ風歌謡(ベドウィン歌謡)がのったような音楽。歌詞はイスラム社会のタブーや不満を唄った過激なモノが多く、精神的には70年代のレゲエやパンクにも近いものかもしれない。(ちなみに彼はライの大スター、ハレド(Khaled)と共演したアルバムも出しています))
そんな土地に生まれたのが影響したのか、フランスに移住後、ワールド・ミュージック風パンクバンド、カルトドセジュール(Carte de Séjour=滞在許可書)を結成。このバンドは日本でも一時期一部音楽ファンの間で話題になりました。
しかし彼の名前を一段と輝かせたのは2000年にリリースされた『Made in Medina』かな。このアルバムは見事にロックやテクノの西洋精神とアルジェリアのアラブ精神を融合。力強い迷いの無いアルバムでした。
そうそうこのアルバムが発売した後、日本でもライブがあったんですよね。確か東京・渋谷クアトロ。かっこ良かったです。ジョーストラマーよろしくあのダミ声と確立されたタハズサウンド。そしてマグレブ(北アフリカ)の伝統楽器の調べ。
あれからもはや10年。
本作は企画盤ではないオリジナルアルバム。あのかっちょ良かったラシッド・タハがここにもあるんでしょうか?
とりあえずシングル曲「ボンジュール」。(はめ込みが許可されてないんで、フォトをクリックで!)
ふ〜む! コミニュケーション復活みたいなことを歌っているんだと思いますが、曲のほうはなんかピンとこないゾ。
このアルバムからプロデューサーも替わっているみたいですね。いつものスティーヴ・ヒレッジじゃなくマーク・プラティ。それにニューヨーク録音。
実はCDが到着して何回か聴いているんですが、イマイチっていうのが感想なんですよ。
まず印象に残る曲がない。(これ大切ね)
そしてこれまで彼がもっていた力強さが消え、なんか弱さ(悪い意味のね。迷い?)が…。
あと世の中にあわせてしまった感じも…。(プロデューサーが悪いのか? それとも彼も歳をとったのか?)
ま、これ以上は書きません。
これはオレの感じたことなんで。他の人だと「このCDヤバいっすよ!」とか思うかもしれないしね。もちろんオレも聴いていくうちに印象がかわる可能性もあるし。
しかしすっきりしないな!
しょうがないんで『Diwan2』の曲でも。「Ecoute-Moi Camarade」。このアルバムはなかなか良かですよ。
おまけで、
元クラッシュのミック・ジョーンズ参加の「Rock El Casbah」LIVE映像!ちゃんとミックジョーンズですよ。某国の政治家じゃないですからね。似ているのは頭の髪の…。
まだ間に合う!国内旅行のチケットはここですよ〜♪
☆気に入ったらクリックしてちょ☆

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というか昨年リリースされていたヤツなんだけどね。最近になってやっと発売している情報を知りAmazonでゲットしたという訳。(海外発送モノなんでアイスランド噴火により1ヵ月も待ったけど…)
ラシッド・タハ(Rachid Taha)の『ボンジュール(Bonjour)』。

伝統回帰の企画盤『Diwan2』からは4年振り、厳然たるオリジナルアルバムっていうところからみると『Tkitoi(テキトワ)』になるんで、それからは6年振り。
前作(前々作?)『Tkitoi』では彼が影響をうけたクラッシュ(The Clash)の「ロック・ザ・カスバ(Rock The Casbah)」をカヴァーしており、さすが本家アルジェリア系というか、なんともいえないアラブフレイヴァー満載のカッコいい曲に変身していました。ただ、この曲の存在感が強すぎて、他の曲の印象がイマイチ浮かんでこない。インパクトね。曲自体は悪くはないんだけどね。
次作の伝統回帰企画盤『Diwan2』はさすがにツボを押さえているのか、曲もGood、構成もなかなかまとまっていて、全体的に飽きさせずに聴かせていただきました。(ず〜っと練ってたんだろうね。)
ラシッド・タハはライ(raï)という音楽で有名なアルジェリアのオラン(Oran)出身です。
(ライとは激しいビートのもとにアラブ風歌謡(ベドウィン歌謡)がのったような音楽。歌詞はイスラム社会のタブーや不満を唄った過激なモノが多く、精神的には70年代のレゲエやパンクにも近いものかもしれない。(ちなみに彼はライの大スター、ハレド(Khaled)と共演したアルバムも出しています))
そんな土地に生まれたのが影響したのか、フランスに移住後、ワールド・ミュージック風パンクバンド、カルトドセジュール(Carte de Séjour=滞在許可書)を結成。このバンドは日本でも一時期一部音楽ファンの間で話題になりました。
しかし彼の名前を一段と輝かせたのは2000年にリリースされた『Made in Medina』かな。このアルバムは見事にロックやテクノの西洋精神とアルジェリアのアラブ精神を融合。力強い迷いの無いアルバムでした。
そうそうこのアルバムが発売した後、日本でもライブがあったんですよね。確か東京・渋谷クアトロ。かっこ良かったです。ジョーストラマーよろしくあのダミ声と確立されたタハズサウンド。そしてマグレブ(北アフリカ)の伝統楽器の調べ。
あれからもはや10年。
本作は企画盤ではないオリジナルアルバム。あのかっちょ良かったラシッド・タハがここにもあるんでしょうか?
とりあえずシングル曲「ボンジュール」。(はめ込みが許可されてないんで、フォトをクリックで!)

ふ〜む! コミニュケーション復活みたいなことを歌っているんだと思いますが、曲のほうはなんかピンとこないゾ。
このアルバムからプロデューサーも替わっているみたいですね。いつものスティーヴ・ヒレッジじゃなくマーク・プラティ。それにニューヨーク録音。
実はCDが到着して何回か聴いているんですが、イマイチっていうのが感想なんですよ。
まず印象に残る曲がない。(これ大切ね)
そしてこれまで彼がもっていた力強さが消え、なんか弱さ(悪い意味のね。迷い?)が…。
あと世の中にあわせてしまった感じも…。(プロデューサーが悪いのか? それとも彼も歳をとったのか?)
ま、これ以上は書きません。
これはオレの感じたことなんで。他の人だと「このCDヤバいっすよ!」とか思うかもしれないしね。もちろんオレも聴いていくうちに印象がかわる可能性もあるし。
しかしすっきりしないな!
しょうがないんで『Diwan2』の曲でも。「Ecoute-Moi Camarade」。このアルバムはなかなか良かですよ。
おまけで、
元クラッシュのミック・ジョーンズ参加の「Rock El Casbah」LIVE映像!ちゃんとミックジョーンズですよ。某国の政治家じゃないですからね。似ているのは頭の髪の…。
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Posted by antineco at 14:04│Comments(0)
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