2010年01月23日
カリブ海漫遊記・グレナダ島写真日記その5
2月21日
グレナダ島
今日はグレナダで行った飯屋と飲み屋を2軒紹介。写真はありません。あしからず。
海外に行くと、絶対に恐いもの見たさで行きたくなるのが、怪しい日本食屋。今まで“目から鱗(うろこ)”だったのは、シカゴで入ったとあるお店の天丼。なんとご飯に海老フライが2本刺してあり、テリヤキソースみたいなソースがかかっていました。アートなんでしょうか? そんな“新型天丼”を出しているのに横のカウンターでは白人が「やっぱりトロうまいよねぇ〜」とか言ってるのが印象的。ちなみに経営者は白人系、大将は日系でした。
後はやっぱりインド(特にガンジス川沿いの大都市やムンバイ)の日本食屋。全ての料理にマサラ投入とか当たり前。びっくりです。お隣り、ネパール(カトマンズ)のレベルの高さとは対象的でしたね。まぁインドはそれでこそインドなんですが。そしてそんなインドが大好きです(でも南インドだけね)。
そしてグレナダ。
Carib sushi
なんとグランド・アンス・ビーチ(Grand Anse)の近くに寿司屋がありました。旅に出て1カ月ちょっと。そろそろ日本食が恋しい季節です。そんなに高くなさそうだったので、ここは入るしかないでしょう。名前も『Carib Sushi』。直球だけど洒落た名前です。
ここはグレナダ。寿司屋といっても寿司カフェという感じ。中に入ると観光客の白人でいっぱい、やはりヨーロッパ系が多いようです。壁を見ると、今日のオススメが。オススメは天丼。でもオレは日本人、最初はビールでも頼み、粋に大将と話しながら“寿司お好み”でいきましょう。
大将はアジア系の顔でした。日本人じゃなさそうだけど、中国人よりは日本人に近い顔。何人だろう? 大将がこっちへやってきたので「今日の旬は何?」と英語で言ってみた。すると「日本人?」と日本語で。お前は日本人なのか?
実はモンゴル人でした。今考えれば朝青龍関に似てたなぁ〜とも言える。埼玉で何年か修行して、こっちに来たらしいです。ちなみに“今日の旬”は「今日はバラクーダ旨いよ。バラクーダって日本語でなんだっけ?」でした。美味しかったですよ。(ちなみバラクーダはオニカマスです)
モンゴル人の大将によると、この店のオーナーはイタリア人らしいです。でも結構日本をわかっているようで、びっくりメニューはありませんでした。
マグロとかほかいろいろ握ってもらい、いくつか大将からのサービスもしてもらい、最後はみそ汁で締め。ここで大将「みそ汁が日本の味に近づけるのが一番難しい。でも毎朝研究してるよ」と。頑張ってください。日本文化を世界にアピールする外国人。そんな新しい時代を感じました。
ここは隣りにあるトリニダードの日本大使館員もたまに訪店するらしく、かなりまともなほうの店のようです。そして1カ月ちょっとぶりの日本食と日本語。堪能させていただきました。
お腹も膨らみ、ちょっとお酒が飲みたい。まずは宿の近くに戻り、そこで探索。宿の前の道から下りていったところに地元おやじの御用達風の怪しい“飲み屋”発見! 名前は『Labour bar』。そう『労働者の酒場』という意味です。
Labour bar
実はこの店、この日と次の日の2日連続で行くことになりました。1日目は何杯か飲んで軽く様子見ですが、次の日は他の客とも和み、けっこう楽しませてもらいましたよ。
店の間取りですが、小さい食堂っぽいカウンター(3席)、テーブル(2卓)、そして壁にテレビがあるフロアーと奥のビリヤード卓が置いてあるフロアー、そして厨房兼売店みたいな小部屋の3フロアーです。客は本当に地元のおやじだけで、ほとんど同級生もしくは近所仲間という感じです。
ただこの店でおもしろかったのは客のキャラクター。まるで大阪新喜劇のようでした。ボケつっこみボケつっこみそしてドタバタ!島木譲二よろしく裸になって腹を叩くおやじもいたし、白木みのるみたいなキャラのおやじもいた。そしてそこに行き倒れのラスタなんかもやってきてひと芝居(?)。でも最後は笑いになってしまう。訛りの強い英語(パトワに近い)を話してるんで、何言ってるのか良くわからないんですがそれでも楽しい。みんなそれぞれのキャラがたっていて、それぞれのキャラで生きている。いやぁ本当に“Labour barとその楽しい仲間達”っていう感じでした。
その中でもボケ役でいつもどつかれていたラスタジジぃ(御年60代中盤)といろいろ話す事ができました。ちなみに好きな歌手はボブ・マーリーとトゥーツ&ザ・メイタルズ。ラスタなんでかどうかわからないのですがアルコールは飲んでませんでした。しかしこのジジぃは面白かった。Nice Rasta man!
あとこの頃、クリケットのカリブ海大会(Stanford 20/20)をやっていた。オレもそれをテレビで観て、ちょっとハマった。2日目はちょうどトリニダード対バルバドスというカリブの大国同士(?)の好カード。みんなでテレビにかじりつき、コレは違うアレはこうと楽しませていただきました。ちなみにトリニダードが勝利し、なんと決勝はトリニダード対ジャマイカという“ソカ対レゲエ”の戦い。う〜んこれは観たいです。
ここではグレナダのラム『old Grog』をショットでいただきました。
いやぁ〜楽しいグレナダの夜でした。楽しすぎると写真を撮ることも忘れてしまいます。
つづく。
関連記事:
カリブ海漫遊記・グレナダ島写真日記その1
カリブ海漫遊記・グレナダ島写真日記その2
カリブ海漫遊記・グレナダ島写真日記その3
カリブ海漫遊記・グレナダ島写真日記その4
グレナダ島(Grenada):カリブ海小アンティル諸島南部にある島。人口約11万(国全体で)、面積は約310㎢(おおよそ宮古島の2倍)。英連邦。北はセントビンセント・グレナディーン南はトリニダード・トバゴが位置する。主な産業は農業と観光業。ナツメグやシナモンなどの香辛料の産地として有名(Spice Islandと呼ばれる)。この国の消費税はなんと最大27.5%。また1983年のアメリカ合衆国による軍事侵攻の地としても有名。カリプソの大スター、マイティ・スパロウはこの島の出身。
海外の島に行くなら♩

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グレナダ島
今日はグレナダで行った飯屋と飲み屋を2軒紹介。写真はありません。あしからず。
海外に行くと、絶対に恐いもの見たさで行きたくなるのが、怪しい日本食屋。今まで“目から鱗(うろこ)”だったのは、シカゴで入ったとあるお店の天丼。なんとご飯に海老フライが2本刺してあり、テリヤキソースみたいなソースがかかっていました。アートなんでしょうか? そんな“新型天丼”を出しているのに横のカウンターでは白人が「やっぱりトロうまいよねぇ〜」とか言ってるのが印象的。ちなみに経営者は白人系、大将は日系でした。
後はやっぱりインド(特にガンジス川沿いの大都市やムンバイ)の日本食屋。全ての料理にマサラ投入とか当たり前。びっくりです。お隣り、ネパール(カトマンズ)のレベルの高さとは対象的でしたね。まぁインドはそれでこそインドなんですが。そしてそんなインドが大好きです(でも南インドだけね)。
そしてグレナダ。
Carib sushi
なんとグランド・アンス・ビーチ(Grand Anse)の近くに寿司屋がありました。旅に出て1カ月ちょっと。そろそろ日本食が恋しい季節です。そんなに高くなさそうだったので、ここは入るしかないでしょう。名前も『Carib Sushi』。直球だけど洒落た名前です。
ここはグレナダ。寿司屋といっても寿司カフェという感じ。中に入ると観光客の白人でいっぱい、やはりヨーロッパ系が多いようです。壁を見ると、今日のオススメが。オススメは天丼。でもオレは日本人、最初はビールでも頼み、粋に大将と話しながら“寿司お好み”でいきましょう。
大将はアジア系の顔でした。日本人じゃなさそうだけど、中国人よりは日本人に近い顔。何人だろう? 大将がこっちへやってきたので「今日の旬は何?」と英語で言ってみた。すると「日本人?」と日本語で。お前は日本人なのか?
実はモンゴル人でした。今考えれば朝青龍関に似てたなぁ〜とも言える。埼玉で何年か修行して、こっちに来たらしいです。ちなみに“今日の旬”は「今日はバラクーダ旨いよ。バラクーダって日本語でなんだっけ?」でした。美味しかったですよ。(ちなみバラクーダはオニカマスです)
モンゴル人の大将によると、この店のオーナーはイタリア人らしいです。でも結構日本をわかっているようで、びっくりメニューはありませんでした。
マグロとかほかいろいろ握ってもらい、いくつか大将からのサービスもしてもらい、最後はみそ汁で締め。ここで大将「みそ汁が日本の味に近づけるのが一番難しい。でも毎朝研究してるよ」と。頑張ってください。日本文化を世界にアピールする外国人。そんな新しい時代を感じました。
ここは隣りにあるトリニダードの日本大使館員もたまに訪店するらしく、かなりまともなほうの店のようです。そして1カ月ちょっとぶりの日本食と日本語。堪能させていただきました。
お腹も膨らみ、ちょっとお酒が飲みたい。まずは宿の近くに戻り、そこで探索。宿の前の道から下りていったところに地元おやじの御用達風の怪しい“飲み屋”発見! 名前は『Labour bar』。そう『労働者の酒場』という意味です。
Labour bar
実はこの店、この日と次の日の2日連続で行くことになりました。1日目は何杯か飲んで軽く様子見ですが、次の日は他の客とも和み、けっこう楽しませてもらいましたよ。
店の間取りですが、小さい食堂っぽいカウンター(3席)、テーブル(2卓)、そして壁にテレビがあるフロアーと奥のビリヤード卓が置いてあるフロアー、そして厨房兼売店みたいな小部屋の3フロアーです。客は本当に地元のおやじだけで、ほとんど同級生もしくは近所仲間という感じです。
ただこの店でおもしろかったのは客のキャラクター。まるで大阪新喜劇のようでした。ボケつっこみボケつっこみそしてドタバタ!島木譲二よろしく裸になって腹を叩くおやじもいたし、白木みのるみたいなキャラのおやじもいた。そしてそこに行き倒れのラスタなんかもやってきてひと芝居(?)。でも最後は笑いになってしまう。訛りの強い英語(パトワに近い)を話してるんで、何言ってるのか良くわからないんですがそれでも楽しい。みんなそれぞれのキャラがたっていて、それぞれのキャラで生きている。いやぁ本当に“Labour barとその楽しい仲間達”っていう感じでした。
その中でもボケ役でいつもどつかれていたラスタジジぃ(御年60代中盤)といろいろ話す事ができました。ちなみに好きな歌手はボブ・マーリーとトゥーツ&ザ・メイタルズ。ラスタなんでかどうかわからないのですがアルコールは飲んでませんでした。しかしこのジジぃは面白かった。Nice Rasta man!
あとこの頃、クリケットのカリブ海大会(Stanford 20/20)をやっていた。オレもそれをテレビで観て、ちょっとハマった。2日目はちょうどトリニダード対バルバドスというカリブの大国同士(?)の好カード。みんなでテレビにかじりつき、コレは違うアレはこうと楽しませていただきました。ちなみにトリニダードが勝利し、なんと決勝はトリニダード対ジャマイカという“ソカ対レゲエ”の戦い。う〜んこれは観たいです。
ここではグレナダのラム『old Grog』をショットでいただきました。
いやぁ〜楽しいグレナダの夜でした。楽しすぎると写真を撮ることも忘れてしまいます。
つづく。
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グレナダ島(Grenada):カリブ海小アンティル諸島南部にある島。人口約11万(国全体で)、面積は約310㎢(おおよそ宮古島の2倍)。英連邦。北はセントビンセント・グレナディーン南はトリニダード・トバゴが位置する。主な産業は農業と観光業。ナツメグやシナモンなどの香辛料の産地として有名(Spice Islandと呼ばれる)。この国の消費税はなんと最大27.5%。また1983年のアメリカ合衆国による軍事侵攻の地としても有名。カリプソの大スター、マイティ・スパロウはこの島の出身。
海外の島に行くなら♩
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Posted by antineco at 13:16│Comments(0)
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